2017年11月29日

レントゲン博士とX線

1896118日 ドイツ物理学者ヴイルヘルム・コンラ−ト・レントゲン博士は黒色の紙に包んだクルックス管で、陰極線の実験中に卓上においてあった蛍光紙が発光する現象に気付いた。装置は黒紙に包まれているので光は完全に遮断されていました。博士は目には見えないが光のようなものが装置より出ていることを確信し、写真乾板を用いて撮影を行い乾板が感光することを確認しました。この光のようなものは電磁波のひとつで謎の放射線は未知の数字を表す「X」の文字を使ってX線と名付けられました。

近藤ヤレントゲン.jpg翌年、妻の薬指に指輪をはめた手のX線写真が発表されて世界は驚きました。この発見によりレントゲン博士に1901年には記念すべき第1回「ノーベル物理学賞」が授与されました。博士はこのX線に関する一切の特許を取得せず人類のために広く利用されることを望みました。

20世紀に入ると医療の分野ではX線による検査だけでなく、放射線を利用した検査や癌の治療などが行われるようになり急激に発展し、今日の医療では放射線による検査は病気の早期発見には不可欠な検査となっています。しかし、放射線検査には被曝というリスクが伴うために人体に対する利用は法律により専門的知識を持った医師・歯科医と診療放射線技師に限られています。

検査に際して放射線に対する不安や疑問を抱いている受診者も増加しています。私達、診療放射線技師は研鑽に努め検査目的に応じた放射線利用そして正当化と最適化の実践に努め安心な健診業務を行っています。   放射線担当   Y,K


posted by とくしま未来健康づくり機構 at 17:40| 日記